えらい早さで・・・。上場間もないFacebookが四半期で赤字。売上げ等は、アナリストの予想通りという残念な結果に。赤字は特別な理由があったわけですが、それでも成長が鈍化したことが当たりすぎて、ものすごい失望感で株価が安値を更新しました。
米「SNSバブル」破裂+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
インターネット交流サイト(SNS)の成長性に陰りが見え始めた。SNS最大手の米フェイスブックが26日発表した上場後初の四半期決算は最終損益が1億5700万ドル(約123億円)の赤字。25日にはフェイスブック、ソーシャルゲーム最大手ジンガ、割引クーポン購買で知られるグルーポンの株価がそろって上場来安値を更新するなど、過度な成長期待がはがれ落ちた。
フェイスブックの2012年4?6月期決算は主力の広告事業が堅調で、上場費用を除けば実質黒字を確保した。ただ、時間外取引でフェイスブック株は一時10%超下落した。
フェイスブックは5月に、ネット企業最大のIPO(株式公開)の触れ込みでナスダック市場に上場したが、景気や広告頼みのビジネスモデルへの懸念から、株価は公開価格の38ドルを大幅に割り込み、上場以来、36%も値下がりした。
それにしても、同じようなことが前にもあったような・・・。mixiですね。株価の推移をみてみると、10年でこんな感じ。
2121 (株)ミクシィ (ミクシィ) チャート :日経会社情報:マーケット :日本経済新聞
mixiは元々FindJobっていうIT系に強い転職サイト事業があったんですが、mixi事業に注力して社名まで変えて、上場しました。その結果がこの通り。TwitterやFacebookにビジネスユーザ、実名ユーザが流れていき、今の実態は「国内ユーザで、匿名ユーザ」が残っている状態ですね。上場したときに得たあふれるほど多額の資金の使い道は、よく知らないまま過疎化していってます。現時点で比べたときに、mixiと2ちゃんねるとの違いはどこなのか・・・。
インターネット上だけで展開され、実態がないコミュニティ (SNS)ビジネスは、外的要因で振れ幅が大きいので、こういう経営ってどうなんでしょう・・・。ただこれは、後付けでいえることであって、mixiが社名変更して上場を目指したとき、GREEとは開きがあって国内では敵がいなかったし、今と同じことを言い切れたかどうかは定かではないありませんけどね。
Facebookの今回の決算は赤字でしたが、株価の動きはmixiに続いていくんでしょうか?それとも何らかの対策を講じて、成長していくんでしょうか。
Facebookはボク自身、よく利用しているので、注意深く観察します。